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キモノ人の仁義

カフェのカウンター席でお茶してたら、急に
「ちょっと」
といわれて背中をいじられたような?

あわてて振り向くと、中年女性が
「帯が崩れてるわよ!」といって直している様子。

その日の帯は半幅を矢の字にしており、
でも今風の長い帯でしかもポリでやわらかいので、
結んだ帯の端が短くピンと立たないので
わざと長めに残して、折り曲げているのだ。

で、滑りやすい生地なもんだから
いつも用心に帯締めを占めているのだけど、
崩れてるとは…?
お太鼓みたいに「だらりの帯」になっているわけでもないだろうし?

今までどんなふうに歩いてきたんだろうと思うと気になって、
「崩れてるって、どういう風になってたんですか?」
ときいたが、女性はそれに答えずに
「わたしも日舞やってるからさ、わかるんだよね!」といって
そのまま直し続けている。

「帯、わざと結び目を垂らして折ってるんですけど」
「うん、わかるわかる。」
じゃあ、帯の何がおかしかったのか?
結局女性は問いには応えず、
「きれいに着てるじゃん!じゃあね!」
といって、帯を直し終わった女性は
そのまま連れと店を出て行ってしまった。

まさかおかしくしてはいないだろうな…
あーあ、いきなり他人の帯や着物を直してくなんて、
初心者にゃ評判悪いというか、嫌われるんだよなあ…

と思いつつ、私も通りすがりに見かけた人の着物を、
ちょっと声がけして直したこともある。

洋服の場合に比べて、
着物では、この手の「通りすがりのお直し」というのは
けっこうあるように思が、
なんでだろう?
と考えたときに、さっき女性が行っていたひとことが頭に浮かんだ。

「私も日舞やってるからさ、わかるんだよね。」

私は日舞も、お茶もやっていないけれど、要するに着物をよく着るということですよ。
着物の着付けがわかる者として、「同士」への手助けをした、ということか。

確かに、着付けがわからない人には、着物のどこがどうおかしいかってのが
わからないからねえ。

こうしてみると、「通りすがりのお直し」ってのはただのおせっかいではなくて、
洋服がすっかり当たり前の衣装になってしまった今の日本においては、
着物を着る者同士の、渡世人ではないけれど、それなりの
共通理解と仁義のような気持ちが働くのかもしれない。

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テーマ : きもの キモノ 着物 - ジャンル : 趣味・実用

コメント

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いちおうレス

管理人だけの表示ですがいちおうレス(笑)

>私はお直しオバサン大っ嫌いです。

確かに、そんなふうに、評判悪いんですよね>お直しオバサン

私も「いきなり人の服に触れるなッ!」と思いますが。
しかも背後から来ることが多いんですよねー
それがまた不快で。
だいたい崩れたまんまってのは本人気付かないからなので
背後が直されがちなのは当然ですが。

でも、本文の繰り返しになりますが
どうして洋服ではそれほどでもないのに
着物のお直しが頻発するのか?と思ったわけですよ。

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